今日は私が株を買う理由をお伝えしていきたいと思います。
私は7年ほど前から、投資信託や個別株を購入しています。
ただ、株を買う前は、めちゃくちゃ現金・貯金主義者でした。
少しだけ株に興味はあったのですが、毎日一生懸命働いて、こつこつ貯金して、通帳を眺めるのが好き
こんな人でした。だって投資信託や株ってリスクありそうで怖かったですもん。
そんな私がなぜ株を始め、今も株を買っているのかをお伝えしていきたいと思います。
- 貯金が好き!
- 株はリスクがあるから怖い!
- でも少し株にも興味あるんだよなぁ・・。
株に興味はあるけど、怖くて一歩を踏み出せない方へ
そんなあなたへお送りします!
先に結論だけ述べておきます。
- 米国株は200年で60万倍に伸びています。
- 日経平均も昭和40年から20倍以上に伸びています。
- インフレの影響で、米ドルも日本円も価値が減少しています。
この記事が、株を始める第一歩になれれば幸いです。
現金主義から株式投資へ!
現金主義な私でしたが、2008年リーマンショックが起こった頃に風向きが変わりました。
世界中が不景気に陥り、日経平均も株に興味の低い私も何か落ちてるなと思っていた時、
職場の周りに株を始める人が増えてきました。
私の同期が
もう、これ以上株価が下がることはないから始めるなら今だよ!
って言ってて、ふーんって思ってました。
それでも、やっぱり株は怖い!現金が一番!は揺るがず。
でも三本の矢だ!黒田バズーカだ!とかいって、景気が回復してきたころ
その時に株を始めた同期たちの喜びの声が聞こえてきました。
底値で買ったから儲かったんだよなぁ
私も底値で買える保証なんてないよなぁ
と思いながらも、
自分で少し勉強してみることにしました。
そこで出会ったのが次の章の図です!
この出会いは衝撃でしたね
株はリスク?米国株は200年で60万倍!
下のグラフは1801年に
- 株式
- 長期国債
- 短期国債
- 金
- 米ドル
にそれぞれ1ドル投資をしたら2001年にいくらになったかというものです。
すこし見にくいですが1~5がそれぞれどれに当たるか分かりますか?
出典「株式投資第4版」(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版)
答えは
- 株式
- 長期国債
- 短期国債
- 金
- 米ドル
です。
1801年に1ドルを株式に投資したら2001年に599,605ドルになっているんです。
なんと約60万倍です。
仮に1ドル=100円とすると、100円が6000万円です。
方や1ドルを米ドルのまま持ち続けた場合は0.07ドルです。
同条件とすると、100円が7円になってしまいました。
ドルだけがマイナスになり、国債や金も上昇しています。
米国経済の発展によって株式は上がる一方、
インフレの影響でドルの価値は下がっていることを知りました。
日本もリーマンショック後に金融緩和を行い、デフレ脱却を目指していました。
そのため、現金だけを持っていたら結果損するんじゃないかと思い、投資を始めることにしました。
私は2014年から米国株(主にS&P500に連動する投資信託やETF)を中心に投資を続けています。
日本株は危ない?日経平均も55年で20倍!
先ほどの図はアメリカの場合です。
日本は違うんじゃないの??
と思われてる方もいると思います。
確かに日本は失われた30年とか言われて、日経平均も低迷してきました。
でも、最近は盛り返してきましたね。
下の図は令和3年3月19日現在の日経平均のチャートです。
1989年の38,957円のバブル時の高値をブレイクすれば、結果として右肩上がりのチャートになっていくかもしれません。
出典:「株探」日経平均株価(225種)の株価チャート・年足
日本円についても米ドルと同じことが言えると思います。
日銀のホームページにこんな記事があります。
ここでは、企業物価指数および消費者物価指数が1つの参考材料になります。企業物価指数を見ると、令和2年の物価は昭和40年の約2.0倍なので、昭和40年の1万円は令和2年の約2.0万円に相当する計算になります。また、消費者物価指数では約4.2倍なので、約4.2万円に相当するという計算になります。
出典:日本銀行ホームページhttps://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/history/j12.htm/
昭和40年から比べると
1万円の価値は2分の1〜4分の1に下がっていることが分かります。
昭和40年の日経平均株価は1200~1400円くらいです。
その時に日経平均に連動する形で投資していれば、今は20倍以上になっています。
ですが、1万円も現金のまま持ち続けていたら、今も1万円の価値しかありません。
日本円にもインフレによる円の価値の低下があることを知りました。
私は日本株もいいなぁと思い、
今はひふみ投信や日本の高配当株にも投資をしています。
コロナショックで撃沈?やっぱり株はリスク?
リーマンショック後から株を始めた私。
3本の矢や黒田バズーカによって、利益が増えて順風満帆でした。
と株に対する恐怖もなくなり投資を続けていました。
株に投資さえしていればお金が増える~と調子に乗っていた2020年3月
コロナショックが起きました。
今日も株が下がった・・・
含み益が減っていく・・・
あ、含み損になった・・・
と7年近くこつこつと積み立ててきた投資信託や株がほぼ全てマイナスに(泣)
あの時はさすがに焦りました。
初めての暴落経験でどうしていいか分かりませんでした。
結論、心の安定のために株価を見ないことにしました(笑)
この時、株の暴落とは反対に安定していたのが現金でした。
心の救世主「現金」です。
私は株や投資信託を積み立ていましたが、全資産に対する割合は3割程度でした。
残りは現金。当たり前ですが、通帳のお金は1円も減っていません。
もし、調子に乗って全財産を株に突っ込んでいたら・・・
コロナショック時は通帳を眺めて心を安定させていました。
コロナショックで学んだことは
株式投資に全力投球はリスク!
ですね。
現金と投資のバランスが大事かなと思います。
このバランスは人それぞれで、
若い人は株で損しても働いて返せるのでリスクが取れるかもしれませんし、
高齢の方は積極的に株でリスクを取るよりも、現金比率を上げたほうがいいかもしれません。
心地の良いバランスは投資の経験を通して築いていけばいいかなと思います。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
株はリスクだ!危険だ!という誤解が少しでも解けたでしょうか?
私は現在、米国株を中心に投資をしています。投資資金の2割程度は日本株にも投資しています。
株式投資を始めた理由はこれまでに述べてきたように
- 米国株はここ200年右肩上がりであること
- 日経平均も昭和40年から見れば20倍以上になっていること
- 米ドルも日本円もインフレの影響で価値が低下していること
の3点です。
だからと言って、現金や預貯金は不要かと言えばそうとも言えません。
コロナショックで株価は暴落しました。
私の株や投資信託も一斉に含み損になりました。
その時、私の支えになったのは、現金と預貯金です。
株が暴落しても、現金・預貯金に影響はないですからね。
株式投資だけでもダメ・現金だけでもダメ
という考えに私は至りました。
要は株式投資と現金・預貯金のバランスが大事と言うことです。
このバランスは人それぞれなので、株式が多いほうがいい人もいれば、現金が多いほうがいい人もいます。
投資をしながら、自分の心地のいいバランスを見つけていければいいかなと思います。
この記事を読んで、一人でも多くの方の株への不安が解け、株を始める第一歩になれば幸いです。