こんにちは!4人家族でサイドFIREを目指しているひなたです。
今回紹介するのはこちらの本。
著者:たぱぞうさん(米国投資ブロガー)の
『最速で資産1億円!たぱぞう式米国個別株投資』(きずな出版)
初版:2021年7月10日
です。
以前、当ブログで「めざせ!資産1億円!図解でよくわかる たぱぞう式米国株投資」
を紹介しました。

こちらの本は米国株のインデックス投資をオススメする初心者向けの本でした。
今回は、たぱぞうさんが本でおっしゃっているとおり
すでに米国株の投資信託やETFの積立をしているけれど、もう少しリスクをとってもいいからお金が増えるスピードをアップさせたい。
自分の手持ちの資金が少ないときはもう少しリスクを取って成長性の高い会社の個別株などにもアグレッシブに投資をし、それで資産がまとまってきたら、例えば成長性は低いけれど配当金が多いディフェンシブな投資に切り替えるという方法です。
という方向けです。
個別株に挑戦するため、中級者向けの本と言えます。
気になる書籍の内容は一部を後述しますが、
何と言っても、一番の見どころは
たぱぞうさんオススメの米国個別株45銘柄を解説付きで紹介されている点です。
よく耳にする、実際サービスを使っている誰もが聞いたことのある銘柄や、
何の会社?と思うくらい全く聞いたことのない銘柄も多数あり、
へぇ~~~~こんな銘柄もあるんだ~~~と興味深く読めました。
オススメの銘柄を参考に、個別株に挑戦してみてはいかがでしょうか。
(ただし、自分でも分析することを忘れないでくださいね。)
私もこの本を読んで、米国株の個別株投資にも挑戦したくなりました!
- FIREを目指している方
- インデックス投資以外にも、少しリスクを取って資産増化をスピードアップしたい方
- 米国個別株投資に興味のあるけど、何を買ったらいいか分からない方
- リスクは取りたくないよ~
- 個別株を調べるのはめんどくさいよ~
- 米国株よりも全世界投資のほうが好き!
という方は不向きな投資法です。
本の構成について(目次)
207ページに及ぶ本ですが、すらすらと読んでいけます。
特別付録のたぱぞう厳選!大注目の米国株45銘柄は90ページにも及ぶ、力の入った紹介となっています。
はじめに
第1章ーまずは貯金とインデックス投資で守りを固めよう
第2章ー投資を始める前に「目的」と「目標」を定めよう
第3章ーセクター別のETFを検討しよう
第4章ー個別株投資の基本を勉強しよう
第5章ーファンダメンタルズ分析を身につけよう
特別付録ーたぱぞう厳選!大注目の米国株45銘柄
投資は余っでたお金で!
貯金や生活防衛資金を貯めよう!
たぱぞうさんは第1章で
投資は余ったお金でやろう!と注意喚起されています。
貯金や生活防衛資金(生活費の6か月分)がない状態で、いきなり個別株を勧めているわけではないのでご注意ください。
仕事が無くなっても困らないくらいのお金は貯めたうえで、個別株投資を始めてくださいね。
コア・サテライト戦略
投資未経験者に対しても、注意喚起をされています。
初めから個別株はハードルが高いので、まずはインデックス投資を勧めています。
コア(核)ーインデックス投資
サテライト(衛星)ーハイリスク・ハイリターン
長期で安定して運用できるインデックス投資をコア(核)に、
さらに余ったお金で米国個別株(サテライト・衛星)に挑戦するようにしましょう。
私自身も、個別株でおいしい思いをした経験はありますが、
痛い目を見た経験もあります。
それでも平静をキープできたのは長期運用していたインデックス投資の含み益があったからです。
足元の運用を安定させたうえで、個別株に挑戦してみてくださいね。
米国個別株は11のセクターに分かれています。
米国株投資の世界は同じようなビジネスをしている「セクター」(企業群)を「11」に分けています。
セクター | 業種 | 代表銘柄 |
エネルギー | 石油関連 | エクソンモービル、シェブロン |
素材 | 特殊化学品・工業用ガス等、産業素材を提供 | デュポン、ダウ・ケミカル |
資本財 | 航空・宇宙・鉄道・建設機械・重機 | スリーエム |
一般消費財 | 一般消費者向けの製品(自動車・アパレル・レジャー等) | ナイキ、スターバックス、マクドナルド |
生活必需品 | 食品や日用品の製造・販売 | P&G、コカ・コーラ、ウォルマート |
ヘルスケア | 医療品・医療機器 | ジョンソンエンドジョンソン、ファイザー |
金融 | 銀行、保険、投資銀行、証券会社 | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、バンク・オブ・アメリカ |
情報技術 | ITサービス | アップル・マイクロソフト |
コミュニケーションサービス | 通信サービス、広告・放送 | フェイスブック、アルファベット、AT&T、ベライゾン |
公共事業 | 電気、ガス、水道 | デュークエナジー、サザンカンパニー |
不動産 | 不動産売買・賃借 | サイモン・プロパティー・グループ、パブリック・ストレージ |
たぱぞうさんのオススメは情報技術セクターです。
この10年はS&P500の6倍以上のリターンだということです。
確かに情報記述セクターにはあのGAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)が含まれているので納得です。
ITmediaビジネスより引用
実際、GAFAMを除くと「S&P500(495)」はTOPIXと同じようなパフォーマンスになってしまいます。
GAFAMの成長に支えられた10年だったと言えます。
今後もGAFAMの勢いが続くと思う方は、情報技術セクターへの投資をしてみてはいかがでしょうか。
たぱぞうさんオススメ45銘柄!
第4章、5章でテクニカルとファンダメンタルズ分析の方法を解説があります。
- チャートの読み方(ローソク足、サポート・レジスタンス・トレンドライン)
- 損益計算書で重視する点(売上高・営業利益率・EPS)
- キャッシュフロー計算書で重視する点(営業キャッシュフロー) などなど
しっかりと読み込んで自分で銘柄選定ができるようにしたいところです。
ただ、それでも
という方も多いと思います。
実際私もアメリカの企業なんて有名どころ以外全然知りません。
そんな方向けにたぱぞうさんオススメの45銘柄を紹介・解説しています。
1つの銘柄に2ページを使い、圧巻の合計90ページに及ぶボリュームです。
- 決算期
- セクター
- チャート
- 近年の売上高・営業利益率・営業CF・EPS
など基礎的な情報はもちろん
たぱぞうさんの銘柄に対する解説は
いざ実際自分で銘柄選定する時の、分析の視点を与えてくれると思います。
ここ数年で株価が数倍から20倍になった銘柄がどんどん出てきます。
今後もその勢いが続くとは限りませんし、
最終的には自己判断になりますが、
購入を検討するうえでの情報が揃っていて非常に参考になりますよ。
ただし、たぱぞうさんを盲信するのではなく、
自分なりにテクニカル分析や・ファンダメンタルズ分析をした上で購入してくださいね。
まとめ
以上まとめるとこんな感じです。
米国個別株の買い方を解説する中級者向けの本です。
資産形成のスピードアップを図りたい方へオススメの本です。
ただし、貯金や生活防衛資金を貯めたうえでの余剰資金で行ってください。
初心者はインデックス投資を核に、個別株はサテライト的に行ってください。
今後も情報技術セクターがオススメです。
アメリカの会社になじみのない方はたぱぞう厳選!大注目の米国株45銘柄を参考に!
ただし、盲信せず、買うときは自分でもしっかり分析してください。
と言う方は
ぜひ本を手に取って読んでみてください!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたっ!